2008年03月

2008年03月29日

ベルリン旅日記 2月17日(最終回)

7時起床。所持ユーロが10ユーロを切っていたため、飲み物やちょっとした食料を入手しようと(空港は高いので)早朝の街を歩いてみるも、どこもまだクローズド。少しでも食いだめしておこうとベルリン最後の朝食をいつも以上にしっかりいただいていると、マティアスがお見送りに来てくれる。そのうちソフィーが迎えに来てくれたので、マティアスに別れを告げ、一行はタクシーに乗って空港へ。ああ、ついに別れの時・・・・。

↓早朝のホテル近く
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チェックインまで時間があったので、荷物をベルリナーレのボックスオフィスに預かってもらう(スタッフのお兄さんに『テディアワードで踊ってるあなたを見たよ』と言われ、彼の記憶に残っていること喜ぶ)。カフェでしばしの歓談。8月に日本語を勉強すべく日本に来るというソフィー。恩返し出来る日を待ってます!そして3人が無事チェックインするのを見届けてくれたソフィーともお別れ。
ありがとう、ベルリン!ありがとう、みんな!ビス バルト ヴィーダ!

復路もウィーン経由。ウィーン空港のカフェテリアでピッツァとビール。この時点で所持金はたったの12セント。我ながら天晴れ。本場のザッハトルテはまたいつの日か!
帰りのフライトは座席が3人離ればなれになるも、僕は嬉しい3人連席の窓際の席。隣の席はどうやら空席のよう。通路側の青年に席を替わってもらえればみんな一緒に座れる、と画策していると、彼が真ん中のひじ掛けをとっぱらい1.5人分さっさと占拠してしまったので断念(ハバカリーズはその後うまいこと2人連席になった模様)。

10時間のフライト中は、ひとりでこれまでになく色々なことを考えた。ベルリンでの日々、映画という表現手法について、歴史について、海外で表現することについて、プレイヤーとしての自分について、作り手としての自分について、自分について、新たに生まれた野望について、帰ってからの生活について、愛について、人生について・・・・・・。ここまでがっぷり四つ自分と組み合ったのはいつ以来だろう。自分史に残るいいフライトでした。

↓ロシア上空。なんだかわからないうねうね模様。
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そして朝の9時くらい?に成田着。荷物が出てくるのを待っていると、スーツケースに混じって懐かしい「小道具」だの「衣装」だのと書かれた荷物が(笑)。一体どこの劇団だ、と行き先を目で追うと、あれ、僕の好きな「燐光群」のご一行様。一緒の飛行機だったんだ、なんか嬉しい(笑)。それから日本のスターバックスで一服(安く感じるのは気のせい)。隣にいつの間にか燐光群主宰の坂手さんが座っていたので、いつか何か一緒にやりましょうね、と念を送っておく(笑)。そして来た時と同じ京葉線特急→千代田線に乗って代々木上原まで。

ただいま!
実にいい旅でした。
きっとまた行くよ、ベルリン!




2008年2月11日~2月17日
第58回ベルリン国際映画祭旅日記


長い間応援して下さいましてありがとうございました!
これで心置きなく次に進めます!

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2008年03月28日

I LOVE PINK!

ピンク単独公演『COSMIC LIVE 2008』の初日を見た。
ピンクとは、磯島未来、加藤若菜、須加めぐみによる、技と美貌と笑いを兼ね備えた類い稀なダンスユニットで、1年半振りに見たTOKYO公演は、「真摯な馬鹿さ」加減が天晴れの意欲作。
公演中なので詳しくは伏せますが、ダンス公演でこんなに大笑いしてよかろうか、というくらい笑いつつも、技と技、身体と身体、心と心の真剣勝負(あるいはキャットファイト)に息をのむ。もっと見ていたかった・・・・・!

終演後は、ホリエさんと劇場近くのイチオシの定食屋へ。おいしくて幸せになるごはんを食べながら、一杯やりつつピンクについて暑く語る男二人。キモいとは言わせない!それから、今日誕生日のホリエさんに内緒で用意しておいたバースデイ☆ケーキ(ケーキ屋さんに頼んで直筆で誕生日プレートを書かせてもらう。キモいとは言わせない!)を食べようと駅前のマックに行くも、すでに閉店。しまった、かなりの誤算だ!せっかくローソクも用意しておいたのに・・・。キモいとは言わせない!仕方なくケーキはホリエさんのお持ち帰りに。ホリエさん、1本食いして下さい。Happy Birthday!

兎にも角にも春の一日、お花見にプラスしてこまばアゴラ劇場のピンク祭りへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ピンク単独公演『COSMIC LIVE 2008』@こまばアゴラ劇場
3月29日(土)30日(日)両日ともに15:00開演
http://blog.livedoor.jp/welovepink/

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ベルリン旅日記 2月16日(長文)

ベルリン初の朝帰りをした16日。17日は午前フライトなので、実質ベルリンで動ける最終日。ホテルに戻って食費節約のため朝食をしっかり食べてからいよいよ就寝。アラームの記録によるとこの日は14時に起床(アラームの履歴、使える!)。この日は夕方の17:45からベルリンで立ち会える最後の『初戀』上映。もうユーロの残りがわずかだったので、お金がかからない観光ということで、土日のみ開催されるのみの市冷やかしツアーを敢行。

もうどこの駅から乗車したか覚えていないけれど、Uバーンに乗ってツォー駅経由ティアガルデン駅へ。行き先の表示を見て乗車するとことごとく逆の方向へ行ってしまう傾向にあったので、体内羅針盤にしたがう。パーフェクト!
のみの市は、骨董品から古本、ガラクタ、新品と何でもあり。冷やかし以外の何者でもない存在でストリート・ショッピング。お土産に古い写真を買う。1ユーロ。裏にメッセージが添えられていて、この人は生きているのか、もう逝ってしまったのか、時空を越えた出会いに思いを馳せる。唯一欲しい!と思った銀製の使い込んだ感のアンティークおたまは、値段を聞く前から断念。だって所持金が。

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冷やかすだけでも十分楽しかったのみの市を後にし、再びツォー駅へ。まだちょっと時間があったのでツォー駅周辺を徘徊。駅前の一等地に堂々と「SEX SHOP」発見。なにはともあれ後学のためにも入ってみる(笑)。半分がショップ、半分がなにやら個室の並ぶ店内。そして、壁にはズラリとアダルトDVDの見本が。それぞれに番号がついていて、ボックスの中でそれを試写出来るというシステムのよう。せっかくなので2ユーロ分見学するも、ほんと瞬く間(笑)!貴重なユーロを散財し外に出ると、今度は「EROTIC MUSEUM」発見。ウィンドウから察するに、いわゆる「秘宝館」のようなものらしい。駅前にこんなのありィ(笑)!?恐いもの見たさで入ってみたかったものの、たしか入場料が17ユーロでアウト。

無銭観光を満喫して、ポツダマープラッツへ。前日に買うのを持ち越したベルリナーレジャージがやっぱり欲しくてカードを切る。これにてベルリンでの物欲は全て満たされたので、一旦ホテルへ戻る。途中、コーヒーショップで特大シュークリームのようなものを購入。ホテルで食らう。デカい。ゲプ。

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そして『初戀』上映会場へ。この回は、上映の間にハバカリーズと3人でソニーセンター内にある「リンデンブラウ」というドイツ料理の名店でベルリン最後の晩餐。今回の旅で一番贅沢な食事を堪能(マリアのチケット密売の上がりをここでも流用。Danke!)。もぉ~腹一杯!という頃に、ようやくメインディッシュのアイスバイン登場。もぉ~無理!がしかし、キング・オブ・ベルリン郷土料理、食らわないわけにはいかない。久々の肉塊ぷるぷるコラーゲンたっぷり!美味いッ!さっき特大シュークリームのようなものを食べたことを悔やむ。ゲププ。

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そして3人とも超満腹赤ら顔で上映会場内へ。映画も終盤、会場はすっかりあったまっていて(ホッ)、斜め前くらいに座っていたおじさまがニコニコしながら映画を見ている様子を見ながら自分もずっとニコニコ(笑)。そう、今回は映画を見るというより、映画を見てるみんなを見てたなぁ。終映後、最後の舞台挨拶。『イッヒ フーロイエ ミッヒ ダス イッヒ イン ベルリン ビン、ビス バルト ヴィーダ!(ベルリンに来ることが出来てとても嬉しいです。またお会いしましょう!のはず。巻舌にも注意を払って)』。有終の美。ウケる。そしてまた客出しに走る。この日もたくさんの人が話しかけてくれたり握手を求めてくれたりで、感無量。ほんとプライスレス。

それからホテルへまた戻り、ベルリナーレ最後の映画鑑賞、22:30のグレッグ・アラキ監督『THE LIVING END:REMIXED』の上映までちょろっと仮眠(アラーム履歴によると21:50起床)。相当な眠気の中、気力でハバカリーズと映画館へ。
朝帰りだったしそろそろ疲れもたまってるしで間違いなく寝る、と思っていたけれど、不思議と冴え冴えで映画を楽しんだ、という記憶は残っているものの、見たはずの映画の記憶が完璧に!忘却の彼方へ。ここまで記憶って失われるものだろうか、我ながらすごい!ひょっとしてすべては夢・・・・・?
そして前日と同じ隣接のバーでお疲れさまの乾杯。すると、前日の上映で今泉監督と話していたパリの映画俳優が現れる。今泉監督の51本目の作品への出演交渉をして(彼にとって映画監督の最高傑作は51本目になるらしい)、『Lots of movie,Lots of sex!』と言い残し夢のように去っていった。・・・あんたが出てる映画、見たいよ(笑)。いい言葉をありがとう。

そして、今回の旅で何度往復したかわからないポツダムプラッツからホテルへの道を寒空の下3人で歩く。センチメンタル。

ベルリン最後の夜、
おやすみなさい。


残すところあと1日!

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2008年03月26日

ベルリン旅日記 2月15日(2)

この日の上映後、話しかけてくれたベルリン在住日本人青年からベルリン1ヤバイ(笑)クラブ情報を入手。ベルリン滞在も明日1日を残すのみ、今夜行かずしていつ行く、と即晩行ってみることに。今思うとすごい行動力そして体力(笑)。

ベルリンの夜は3時を過ぎてからがアツイ、ということなので、ホテルに戻ってから3時まで仮眠(笑)。そして3時に起き出して、いざベルリンのナイト☆クラビングへ!
さて、その夜の舞台は、ベルリンの市街地マップからほんの少しはずれたオストバーンホフにあるPanoramaというクラブ。深夜のタクシーをつかまえて駅名とパノラマと書いた紙切れを見せると、若い運転手はすぐにわかった様子。彼と『僕、英語はあまり得意じゃないんだ』『僕も』とWカタコトの会話をかわして(笑)、あとはラジオから流れる今時の音楽を聴きながら深夜のベルリンを移動。そして車は埠頭のような全く人気のないエリアへ。・・・・・まさか、身ぐるみはがされて捨てられる・・・・・?と一瞬妄想したものの(笑)、タクシーはだだっぴろい空き地に兀然とそびえる廃墟のようなビルの近くで停車。『あそこがそうだよ』というそのビルには、赤と緑の閃光が爆撃のように走っていた。・・・・・ウウウ!だがしかし今さら後に退くわけにはいかない。勇気を振り絞って秘密めいた小さな入り口へ向かう。中に入ると鬼のように恐ろしいあんちゃんたちがお出迎え。ヒィィイ!だがしかしここでチビっているわけにはいかない。入場料を払い、クロークに上着を預けて、いざ場内へ!大音響の巨大フロアは小粋なベルリンっ子たちで一杯。今回の旅でしこたま呑んだドイツビール「Becks」をここでも呑んだくれながら、朝の7時まで!ダンスィングオール☆ベルリンナイトを満喫。7時を過ぎてもまだまだ大盛り上がりだったけど、みんな元気だねぇ(笑)。

久々に耳がキーンとなりながら、帰りは電車で。笑っちゃうほど乗り継ぎを間違えながら(同じホームでも進行方向が同じとは限らないことにようやく気付く)、かなりの大回りをしてホテルへ生還。大回りしたお陰で思いがけず「世界の車窓から・ベルリン編」を楽しむ。早起きは三文の徳。 

15日もすごい密度だった・・・・・。

つづく

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2008年03月25日

ベルリン旅日記 2月15日(1)

この日でヒロくんと田口さんは一足先に帰国のため、早朝に起き出してお見送り。カメラマン田口さんのもはやライフワーク、ヒロくんをモデルにベルリンで撮りまくったであろう写真をいつの日か見るのが実に楽しみ。
せっかく早起きしたので日本へのエアメイルをベルリナーレのポストカードで数通したため、午前中からひとり上手☆観光ツアーへ出発!
まずはUバーン最寄りのメンデルスゾーン・バルトルデイ・パーク駅からシュタットミッテ駅まで移動3駅。12日にマティアスの引率で行った両替所へ直感のみでたどり着き、なけなしの日本円をユーロへ換金。それからフリードリヒ通りを北上してウンター・デン・リンデンを東へ。歴史があると思われる重厚な建造物が並ぶ中、ベルリン国立歌劇場の前を通過。歌が上手くなりますように、と半分本気で願を懸ける。それから今日の目的地のひとつ、博物館島にあるペルガモン博物館へとりあえず行っておけ。

↓理想のプリケツ
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歴史的概念をすっ飛ばしてたっぷり古のオリエントを感じた後、エジプト博物館、ベルリン大聖堂、テレビ塔の前を通過しつつ、気になったお店をいちいち物色しながら、アレクサンダープラッツ広場に到着。このへんの郵便局で切手を買いポストカードを投函。途中アレクサという巨大ショッピングモールに迷い込みつつ、アレクサンダー広場から一駅離れたシリングシュトラーセ駅へ。いやはや、万歩計をつけてたらよかったのに、な一大散歩路。旅の醍醐味。

↓左がエジプト博物館前の彫像、中央がベルリン大聖堂、後ろにうつっているのがラブリーなテレビ塔
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そしてツアーの最終目的地、マドンナ監督『FILTH WITH WISDOM』の上映館・Internationalに到着。今確認したらこの日の上映時間は14:00。朝からまぁ活動的だったこと、自分(笑)。すぐにハバカリーズも到着し合流。この映画館、昔はとってもゴージャスで粋だったであろう昭和のグランドキャバレーのような鄙びた雰囲気の素敵な映画館で、席を確保して早速ビール。映画は酷評の噂しか又聞きしていなかったので、どれだけ酷いのかとワクワクしていたら、おお、面白いじゃん(英語はちょっと見栄はっても30%くらいしか理解していないと思われるけれど)!これまたとてもクィア(変態)な映画でした。終映後、マドンナ監督の舞台挨拶があるかと期待していたら(上映前にスタッフが『今日はマドンナは・・・・・・来ないよ~ん!』と言ってはいたものの)、主演俳優がビール瓶片手に登場。映画で見たままなワルで横柄でカワイイ感じの役者さんで、ギター片手に歌まで披露・・・・・カッコいい!あんたスターだよ・・・(笑)!

映画を存分に楽しんだ後、シュリングシュトラーセ駅→アレクサンダープラッツ駅経由→ポツダマープラッツ駅へ電車移動。13日の取材の待ち合わせ場所だった「VA PIANO」というイタリアンレストランへ。ビールにパスタにピッツァにサラダにデザートにライスプティング(おはぎレベルの米粒感!)にと、たまの贅沢をする。
それから取材があるというハバカリーズと別れ、たぶん、ベルリナーレグッズを買いにひとり上手再び。グッズ売り場は押すな押すなの大賑わいで、お土産用にベルリナーレ肩掛けカバン、自分用にベルリナーレTシャツを買う。買おうと思っていたベルリナーレマグカップとHUGO BOSSのベルリナーレジャージのLサイズはソールド・アウト!ヒィー想定外だよ!でも稽古着にどうしても欲しかったのでジャージのMを試着。ウッ、ちょっとタイト過ぎ?ということで購入は明日に持ち越し。それからソニーセンター近辺をプラプラして一度ホテルへ。
ホテルに戻り、部屋のドアを開けると、あれ、電話が鳴ってる。

受話器をとると岩佐くんから。ポツダムプラッツ近くでマリアとお茶してるから来ない?とのこと。そこで今歩いてきたばかりの道を再びポツダムプラッツへ。歩こう歩こうわたしは元気。プレミア上映の時にマリアが余った『初戀』招待チケットを公式ダフ屋(ウソ、密売)してくれた上がりでお茶をいただく。その後、映画祭のオフィスへお邪魔。ベルリナーレ終了間際につき雑然かつ閑散としたマリアの仕事部屋を見物してから(マリアとはこの日でお別れ。まったくもってお世話になりました。Danke!)、またホテルへ今度は電車に乗って(キセルしましたすいません)。部屋に戻ってこの日の『初戀』上映時間22:45まで、たぶん、用意周到に帰国のための荷造り。半分カラッポで持ってきたスーツケースが満タンに。

それからいい時間に上映会場へ。終映が午前様!につき、この日は上映前に舞台挨拶。客電が落ち、上映スタート。のはずがなかなか始まらず、やきもきしていると、客電がつく。ああ、上映中止にだけはなりませんように・・・!と緊迫した時間を忍んでいると、よかった、本編開始。こういう時こそ舞台へしゃしゃり出て歌のひとつでも歌えたらスターだったのに!瞬発力が課題。
そんなトラブルがあったものの、上映中はお客さんが楽しんでくれているのがダイレクトに伝わってきて始終微笑み(笑)。終映後、ダッシュで入り口へ行って客出し。ほんとうにたくさんの人がいろんなことで話しかけてきてくれて(英会話奇跡的に問題なし)、遠路はるばる足を運んでよかった・・・・・とつくづく。お客さんとの交流もひと段落したところで、隣接のバーで乾杯。今回テープ問題でハバカリーズの強い味方となってくれた日本ブースのAさんと、その日急遽通訳をしてくれたIさんと一緒。

そして3人でまた歩いて(笑)ホテルへ。
歩きに歩いた15日もこれにて終了・・・・・かと思いきや、ベルリンの夜はこれから!
ひとり上手ナイトの幕開けです。

つづく

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